片づけのはじまりは『捨てる』ではなく『選ぶ』です。
捨てるものを探すのではなく、自分に必要なもの、ふさわしいものを選ぶ。
そうして自分自身で選んだもので、暮らしをつくっていくのです。
選ぶってどういうことなの?
片づけを始めるときに、『捨てる』に注目してしまうのには、理由があります。
- 本や雑誌に載っている素敵な家が、片づけの正解だと思っているから。
- 捨てれば、なんとかなると思っているから。
- 今ある物を、ちゃんと管理できていると感じられないから。
片づけの正解は、人それぞれです。
決して、本や雑誌に載っている部屋が、自分に合うとは限りません。
物が多いから捨てればなんとかなると思って捨ててみても、また家の中に物が入ってきて元の木阿弥、なんてことはよくある話です。
今ある物や家の現状が、いい状態だと思える人が、どれだけいるでしょう。
少なからず、今の日本の生活では、物がありすぎると感じている人の方が多いのではないでしょうか。
だからこそ、物を選ぶことに注目してください。
あなたは、5年後、どんな暮らしをしていたいですか?
その5年後の自分の暮らしにふさわしいもの、持っていたい物を選ぶのです。
片づけは人生を考えること
いるか、いらないか、使っているか、使っていないか、で物を見ているだけでは根本的な解決になりません。
暮らしを整えるための片づけをするためには、物と向き合う必要があります。
ひとつひとつ手に取り、自分にとって必要な物なのかどうかを考えるとき、物の役割ではなく、その物と自分との関係を考えることになります。
それは、自分の人生を見つめることにもつながっていくのです。
あなたは、どんな未来を思い描きますか?
未来のあなたは、どんな姿でいたらいいと思いますか?
その未来の自分が持っていたい物かどうか。
未来の自分は、それを持っていて幸せだったり嬉しかったりしているのかどうか、少しずつ考えてみてください。
その時のあなたが、笑顔でいたらいいな、と思います。
物を捨てるのではなく、物を選ぶ!
まずは、そこから片づけをはじめましょう。

あなたにとってちょうどいいバランスを見つけるためのヒントをお伝えしています。
空間と心の片づけで、小さな幸せを感じられる笑顔の日々でありますように。
マスターライフオーガナイザー&コーチ 藤原浩子