【藤原かんいち 電動バイク世界一周】
アメリカPart1 ~ レッドウッド国立公園 ~
旅のストーリー
私たち夫婦の電動バイク世界一周の旅の始まりは、アメリカ横断から始まりました。
実は、この電動バイクで世界一周の旅に出る前に、100ccのバイク(HONDA APE)にタンデムで、日本縦断の旅をしていました。
その時、日本の巨木をめぐりながら旅をしていて、私たちは、すっかり大きな木に魅了されていました。
「世界の巨木に会いたい!」そう思ったのも、電動バイクでの世界一周に出る大きなきっかけでした。
日本からバイクをアメリカに送り、そのバイクを受け取るまでの時間、巨木に会うためにレンタカーで向かったのが、『レットウッド国立公園』



はじめてアメリカの巨木に会い、本当に、その大きさに圧倒されました。
「これから、どんな巨木たちに会えるのだろう…」巨木の森に抱かれ、穏やかな旅の始まりです。
そして、サンフランシスコに戻り、インド人経営のモーテルに滞在しながら、旅の準備を進める合間にちょっと観光もしました。


そんな観光の最中、電動バイクに興味を持ったおじさんに声をかけられました。
少し話をして、「じゃ、乗ってみる?」となった後は、あの動画の中のご機嫌な姿。
電動バイクは、なぜか、乗っている人をニコニコにさせる不思議な乗り物なのです。


サンフランシスコからのスタートは、日本を経って半月後のことでした。
▼ 藤原かんいち視点の旅の話も合わせてどうぞ
電動バイク世界一周の旅『序章』
私たち夫婦は、アメリカ、オーストラリア、ヨーロッパ、アフリカ、そして、アジアの国々を旅しました。
使用したバイクは、電動バイク (YAMAHA PASSOL)と、250ccスクーター(YAMAHA MAJESTY)。
これは、訪問国43か国、 2004~2008年の足掛け4年(実質旅行期間は983日間)の旅の記録です。
ちょっぴり裏話
夫にとっては、2度目となる世界一周の旅(1度目は、原付バイクでの世界一周)
私にとっては、ヨーロッパ、北南米縦断に続く、3回目の旅でした。
けれど、この世界一周の旅は、いつもとはかなり違う形だったのです。
それには、こんな要素がありました。
- 電動バイクという小さくて非力で、充電しないと動かないバイクで旅をするということ。
- 電動バイクでの旅は、まだ誰もしたことがなく、わからないことがたくさんあったこと。
- 電動バイクに荷物をすべて積むのは現実的ではなく、サポートが必要なこと。
バッテリーが取り外せる電動バイクがあると知った時、夫の目がキラリと光ったのを見て、「あ~、これは旅をすることになるな」と思いました。
そして、多くの方たちに支えられ、その夢は実現することになるのですが、結局、一番の協力者は、私ではないでしょうか(笑)
だって、予備バッテリーや、海外の電圧に耐えられる大きな変圧器を運ぶための 荷物持ち として、一緒に旅に出ることになったのですから…
あの、キラリと光った目を見たときには、まだ、そこまで想像していませんでしたが、人生とは予想を超えたところへ進んでいきますね。
藤原かんいちの旅については、旅行家 藤原かんいち Official website をご覧ください。
この動画は、旅をサポートしてくださっていた二輪販売店のための総合サービス会社BDSの中で紹介されていたものです。
現在でも夫は、旅行家藤原かんいちとして、BDSの中古バイク情報サイトBBBでコラムなどを書いていますが、この動画はサイトからは公開されていません。
旅をしていた当時はまだ、インターネット環境も整っていず、Wi-Fiはもちろん、スマホもありませんでした。
メールを送ることも至難の業、場所によっては、電話もままならない状況でした。
動画の撮影は、実際に旅をしながらふたりだけで撮っています。
15年も前のもので、画質も悪く、撮影技術もなく、話も下手で、今見ると恥ずかしいばかりです。
それでも、この動画を通して、バイクで旅することの楽しさを感じていただけたら嬉しいです。
旅の素晴らしさはもちろん、世界の国々やそこに住む人々に興味を持っていただけることを願っています。