【藤原かんいち 電動バイク世界一周】

アメリカPart2 ~はじめてのパンク~

旅のストーリー

サンフランシスコから走り始めた、私たち夫婦の電動バイクと250ccスクーターの旅。

半月、サンフランシスコに滞在し、バイクの受取から保険の加入、新聞の取材を受けたりしながら準備を進めました。

もちろんそれだけではなく、時々、観光もしましたよ。

最初に旅を始めた頃は、この出発前の期間をうまく使えずにいましたが、何度も海外を旅するうちに、日本での普通の日々から海外での旅の生活に、体も心も合わせていくためのウォーミングアップ時間として、楽しめるようになりました。

なにしろ、出発までの期間で、普通の旅行だったら旅行期間がすっかり終わているくらいの時間が経っていますからね(苦笑)

ピカピカの電動バイクと250ccスクーター、そして、私たちも、まだ爽やかさがあます(笑)
スクーターはガソリンで動いているので、スタンドで給油。
電動バイクはバッテリーの電気で走っていて、使い切ったら道端で交換。

電動バイクは、最近よく見かけるようになった電動自転車と同じように、充電したバッテリーを装着し、その電気を使って走っています。

私たちが旅を始めた2004年、使っている電動バイクは、この大きなバッテリー1本で20kmしか走れなかったため、電動バイクに予備のバッテリーを一本くくりつけ、さらにはスクーターにバッテリーを4本乗せています。

バッテリーの電気がなくなったら、道端で、次のバッテリーに交換するのですが、一体、この旅が終わるまでに、何回このバッテリー交換をするんでしょう(苦笑)

映像にあるのは、そんな中でのパンク。

スピードが遅い電動バイクは、路肩を走ることが多いため、いろいろ踏んでしまってパンクしやすいのです。

パンク修理は夫の役目ですが、この日は、運よくスタンド脇でパンク修理をすることができ、夫もあの笑顔で修理できて助かりました。

ヨセミテ国立公園で自然を満喫。最高に幸せな時間です。
巨木を目の前にすると、なんだか自分たちが小人になったような錯覚になりました。

電動バイクのスピードは時速30km、時がゆっくりと流れていきます。

毎日、あせらずゆったりとバイクを走らせ、巨木に会いながら自然の中で休息し、地球を感じる旅の日々です。

こんなカフェがあったら、メニューは少ないけれどボリューム満点な食事ができます。
宿泊地での作戦会議は欠かせません。

私たちが持っているすべてのバッテリを使い切ったとしても、120㎞しか走れません。

基本は、その6本でたどり着けるところで宿泊し、宿泊地で充電します。

けれど、そこに泊る場所などがなければ、途中のどこかで充電をしなくては、先に進めません。

そのため、どのルートを選ぶか、宿がありそうな場所まで何キロくらいか、もしもの場合、どこで充電できるか、地図を広げては、そんなことをいつも考えていました。

私たち夫婦は、アメリカ、オーストラリア、ヨーロッパ、アフリカ、そして、アジアの国々を旅しました。
使用したバイクは、電動バイク (YAMAHA PASSOL)と、250ccスクーター(YAMAHA MAJESTY)。
これは、訪問国43か国、 2004~2008年の足掛け4年(実質旅行期間は983日間)の旅の記録です。

ちょっぴり裏話

なぜか電動バイクを運転しているのは私です。

実は、出発までの日本での毎日があまりにもあわただしく、スクーターに荷物をすべて積んで走ることができていませんでした。

荷物の積み方は考えていたので、いい感じに収まりましたが、問題は私。

すべての荷物を積んだバイクにまたがったはいいけれど、サイドスタンドを上げても、重すぎるバイクをまっすぐに立てられないのです。

これは、予想外の事態…

そのため、最初は、荷物持ちのはずの私が電動バイクを運転し、電動バイクでの世界一周を計画した夫がサポートバイクの250ccスクーターを運転するという不思議な状況になりました(汗)

毎日、交通量の少ない所を選び、夫にバイクをまっすぐに立てるのを手伝ってもらいながら、少しずつ重いスクーターを運転する時間をつくり、慣らしていきました。

そして、1か月くらい経ったころには、しっかり重さにも慣れ、自分ひとりでスクーターを立て、運転し、1日を過ごせるようになっていました。

ほんと、出発当初は、どうなることかと思いましたが、なんとかなるものですね(笑)

藤原かんいちの旅については、旅行家 藤原かんいち Official website をご覧ください。

この動画は、旅をずっとサポートしてくださっていた二輪販売店のための総合サービス会社BDSの中で紹介されていたものです。
現在は、旅行家藤原かんいちとして、BDSの中古バイク情報サイトBBBでコラムなどを書いていますが、この動画はサイトからは公開されていません。

旅をしていた当時はまだ、インターネット環境も整っていず、Wi-Fiはもちろん、スマホもありませんでした。
メールを送ることも至難の業、場所によっては、電話もままならない状況でした。
そんな中、旅先から撮りっぱなしのビデオテープを何本も送り、それを受け取って編集してくださった当時の担当の方たちには心から感謝しています。

動画の撮影は、実際に旅をしながらふたりだけで撮っています。
15年も前にもので、画質も悪く、撮影技術もなく、話も下手で、今見ると、恥ずかしいばかりです。
それでも、この動画を通して、バイクで旅することの楽しさを感じていただけたら嬉しいです。
私たちが旅した国々の素晴らしさを見て、知っていただき、バイクや旅、世界の国々に興味を持っていただけることを願っています。

旅の記憶(アメリカ編 Part1)

旅の記憶(アメリカ編 Part3)